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学生活動  2025.10.03

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学生とつくる「子ども食堂」 東海市 星城大「星祭」で11、12日

学園祭の子ども食堂をサポートする学生ボランティア=東海市富貴ノ台の星城大東海キャンパスで

学園祭の子ども食堂をサポートする学生ボランティア=東海市富貴ノ台の星城大東海キャンパスで

 子育て支援やフードロス削減を目指す「子ども食堂」が11、12日、東海市富貴ノ台の星城大東海キャンパスである大学祭「星祭」で開かれる。賞味期限が迫る食品も格安で販売され、収益は子ども食堂を運営する団体に贈られる。(平木友見子)

■味の素・知多NPOと連携

 「味の素」が、フードロスとなる前の自社食品を、子ども食堂に無償提供したり、事業者に提供して販売収益を子ども食堂に寄付してもらったりする取り組み「アジパンダ食堂」の一環。全国約60カ所で行われており、同大では今回で3回目。

 知多市内で子ども食堂を開くNPO法人「子どもの気力・体力・知力向上委員会ChikiChiki隊」が昨年、同大や学生食堂を運営する「魚初」に呼びかけて始めた。これまで2回は、親子連れらが長い列をつくり、用意した弁当が不足。おにぎりを作って配るほどの盛況ぶりだったという。法人の前田聖子理事は「学生に手伝ってもらえるので調理に専念できるし、楽しく参加させてもらっている」と手応えを感じている。

 今回のメニューは、ピラフと唐揚げ弁当。留学生を含む学生ボランティア23人が、受け付けや配膳などサポートする。

 3回すべて参加する3年の鈴木のどかさんは「毎回楽しい雰囲気で自分も楽しい。今回も子どもの居場所がつくれるといい」と話す。同大学修支援課の渡辺優生さんは「通年でフードロス食品の販売を行い、収益を子ども食堂に寄付する仕組みをつくっていきたい」と語った。

 子ども食堂は午前11時~午後2時で1日100食限定。高校生以下無料、大学生以上は300円。キャンパス内では、縁日や遊び体験ができる「子ども広場」、移動動物園、スポーツアクティビティなどもある。

(2025年10月3日 中日新聞朝刊知多版より)
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