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中日新聞掲載の大学記事

大学野球  スポーツ  2025.10.07

大学野球 愛知秋季L 愛院大が先勝

19打席ぶりの安打となる右前適時打を放った愛院大の金子(左)

19打席ぶりの安打となる右前適時打を放った愛院大の金子(左)

 秋季リーグの1部は6日、名古屋市のパロマ瑞穂野球場で1回戦1試合と2回戦2試合が行われ、愛院大が6-4で東海学園大に先勝した。名城大が6-5で愛工大に、中部大が5-2で中京大にそれぞれ勝ち、1勝1敗として3回戦に持ち込んだ。

 愛院大は先発宮内が7回途中3失点。首位の名城大は柳が同点の適時打を含む2安打3打点。中部大は1回に山田典の先頭打者本塁打で主導権を握った。

■トンネル抜けた金子 猛攻の起点

 長かったトンネルをようやく抜け出した。愛院大の金子が6回1死二、三塁から貴重な3点目をたたき出す右前打。19打席ぶりの安打が一挙6得点の猛攻につながり、「チームに迷惑をかけてきたので、1本出てほっとした」と目尻を下げた。

 春季に最終戦まで優勝争いを演じたチームで3割以上の打率を残した3年生。だが、今季は「投手に打たされる打席が多かった」と話す。

 不振脱却に向け、正面からトスされた球を逆方向にはじき返す練習を繰り返し、自分のポイントで打つ感覚を養ってきた。降雨ノーゲームとなった前日は無安打だったが、仕切り直しとなった、この日は7回にも右前打を放った。

 先週、プロ注目の杉山が通算100安打を達成した際、逆転優勝のキーマンに指名された。「自分のことを見てくれていたんだと。あの言葉は刺さった」と金子。愛知・愛産大三河高から続く先輩の期待にさっそくバットで応えてみせた。(郷司駿成)

▽パロマ瑞穂 2回戦(1勝1敗)
愛工大 002000003|5
名城大 00300021x|6
(工)岡田、横井、木下、加藤-佐々木
(城)池田、藤井、天野-大橋
本塁打 宍戸、谷川(以上工)

▽同 1回戦(愛院大1勝)
東海学園大 000001300|4
愛院大 00000600x|6
(海)梅森、小鹿-中村貫、堀江
(院)宮内、河野-松村

▽同 2回戦(1勝1敗)
中京大 000001010|2
中部大 41000000x|5
(京)北方、藤本、柴田-文元、江崎、森瀬
(部)長谷川、南-羽生田
本塁打 山田典、高井(以上部)

(2025年10月7日 中日新聞朝刊16面より)
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