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愛知大学野球 愛知春季L 愛院大、勝ち点4

サヨナラ打を放った杉山(背番号23)を迎える愛院大ナイン=パロマ瑞穂球場で
■歓喜のサヨナラ打 愛院大・杉山
愛院大は杉山が延長10回2死一、二塁で左前へサヨナラ打。ベンチを飛び出した仲間に迎えられると、「『ありがとう』と言われて気持ち良かった」と無邪気に笑った。
母の日だった11日は、ナインがおそろいのピンクのテープを手首に巻いた。「そういうチームの一体感が好き」と杉山が考案して、前夜に準備した。その日は開幕から続けてきた連勝が7でストップしたが、1日遅れのサヨナラ打を母親のラウラさんにプレゼント。劇的な逆転勝利で結束も深まり、最終カード・中京大戦への弾みがついた。
不動の1番は安打数と盗塁数で今リーグ戦のトップを走る。「流れをつくるのが自分の仕事」。自らのバットと足で2015年春以来のリーグ制覇に向けた流れを呼び込む。 (石曽根和花)
▽3回戦(愛院大2勝1敗)
名城大 0000042000|6
愛院大 0100002121x|7
(延長10回、10回からタイブレーク)
(城)妹尾、伊藤達、大嶽惺、天野-前田、谷
(院)石原和、井上功、柴田、岡村-小笠原
(2025年5月13日 中日スポーツ4面より)