北勢線サンタ電車への乗車を呼びかける学生ら＝四日市市萱生町の四日市大で

■三岐鉄道で２１日　四日市大生　サンタクロースに

　桑名市といなべ市を結ぶ三岐鉄道北勢線で２１日、クリスマス仕様に飾り付けられた「北勢線サンタ電車」が運行される。親子で楽しめる遊びなども用意する。

　子どもたちに鉄道を身近に感じてもらおうと、三岐鉄道や四日市大、沿線自治体などでつくる北勢線事業運営協議会が主催。

　同大総合政策学部の講義「市民とまちづくり」の一環で、当日は受講生ら１７人がサンタクロースに扮（ふん）して子どもに菓子を配るほか、輪投げやボール当てなどの企画を用意。東員駅（東員町）のホームでは、いなべ市の「いなべる」など４市町のご当地キャラクターが乗客を歓迎する。

　同大の小林慶太郎副学長（５５）は、鉄道利用者数の伸び悩みに触れ「学生には主体的に行動することで現状を変えられると実感してほしい」と期待。２年の加藤秀太さん（２０）は「学ぶだけでなく実践が大事。子どもたちに楽しんでもらえるよう頑張りたい」と意気込んだ。

　電車は午前１０時３５分に東員駅を出発。阿下喜と西桑名、楚原の各駅を折り返し、午後２時３２分に東員駅に到着する。乗車区間の乗車券が必要。（問）三岐鉄道運輸課＝０５９（３６４）２１４３

（丹羽ありさ）

（2024年12月17日　中日新聞朝刊北勢版より）