協定書に署名した黒田学長（右）と河島理事＝千種区の椙山女学園大で

　椙山女学園大（千種区）は、就職支援に関する連携協定を京都府と結んだ。協定締結式が１８日に同大であり、黒田由彦学長と京都府商工労働観光部の河島幸一・企画調整理事が協定書に署名した。

　京都府は府内企業への就職を促進しようと、関西や首都圏の大学と同様の協定を結んできた。東海地方の大学との締結は初めて。協定により、府内企業などでのインターンシップ（就業体験）や学内での合同企業説明会の開催のほか、京都北部地域への就職促進などで連携する。

　椙山女学園大からは過去５年で計３８人の学生が京都府内に本社を置く企業に就職してきた。締結式で黒田学長は「京都は優良企業も多く、学生の関心は高い。協力して就職支援を充実させたい」と話した。河島理事は「学生一人一人が納得して長く働き続けられる職場の一つが京都の企業であればうれしい」と期待した。　（芝野享平）

（2024年11月20日　中日新聞朝刊市民版より）