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スポーツ  2024.11.14

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攻めのサッカー 夢舞台でも 愛知東邦大 2年ぶり皇后杯出場へ

愛知東邦大女子サッカー部=日進市米野木町で

愛知東邦大女子サッカー部=日進市米野木町で

 日進市を拠点に練習する愛知東邦大(名古屋市名東区)の女子サッカー部が、17日に開幕する「皇后杯全日本女子サッカー選手権大会」に東海地区第2代表として出場する。2年ぶり3度目の挑戦で、MF沖田有由(ゆうゆ)主将(4年)は「ボールを大事にして攻める東邦のサッカーを見せたい」と夢舞台を心待ちにする。 (青山直樹)

 チームは2007年に創部し、全日本大学選手権(インカレ)に8度の出場を誇る東海地方屈指の強豪。現在は高校生から社会人が競う東海女子サッカーリーグ1部に所属し、県内外から集まった35人が日進市米野木町のグラウンドで練習に励んでいる。

 ボールを保持して主導権を握る攻撃的なスタイルが身上。小柄ながら技術に優れた選手が多く、DF藤本日菜選手(3年)は「皇后杯は配信で見てくれる人も多い。面白いサッカーをするチームだなと感じてもらえたら」と思い描く。

 初戦で対戦するのは、なでしこリーグ2部に所属するディアヴォロッソ広島。同大の米沢好騎監督(40)は「格上だが、うちのやり方は変えない。ボールを持って主導権を握りにいく」と真っ向勝負を挑む。現在は課題の得点力や守備の改善に力を注いでいる。

 チームは創部当初から「日本一応援されるチーム」を目標とし、地域とのつながりを大切にしてきた。小中学生対象のスクールを月2回開いているほか、日進市のグラウンドで部員たちが企画運営する夏祭りも開催。チームスローガンとして掲げるのも「笑顔」と「感謝」だ。

 インカレへの出場は2年連続で逃しており、4年生にとっては最後の大会となる。「応援してくれる地域の人たちのためにも、結果を出せれば」と沖田主将。過去最高となる2回戦突破を目指す。

(2024年11月14日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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