全日本大学女子駅伝で８連覇を目指す名城大の選手たち＝名古屋市天白区で

　全日本大学女子駅伝（２７日・弘進ゴムアスリートパーク仙台発着）に出場する名城大が１６日、名古屋市天白区の同大グラウンドで練習を公開した。昨年、優勝のゴールテープを切った主将の谷本七星（４年）は、「チームの状態はどんどん上がってきている。８連覇だけを目指す」と意気込みを語った。

　夏前までは故障に悩まされる選手も多かったというが、駅伝シーズンを前に米沢奈々香（３年）ら主力がしっかりと調子を整えてきた。夏場に３度の合宿を行う中で下級生や新戦力の突き上げもあり、チーム内の競争は激しい。

　米田勝朗監督は「主力メンバーは昨年よりも良い状態」と近況に手応えを感じている。アンカーの６区（７．６キロ）には昨年と同様、谷本を起用する考えを示し、「先頭で（たすきを）渡せば突き放せるし、負けていたとしても、先頭から３０秒以内なら何とかしてくれる」と主将への信頼感を口にした。

（2024年10月17日　中日新聞朝刊23面より）