進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > お知らせ

中日新聞掲載の大学記事

お知らせ  2024.10.30

この記事の関連大学

桑名市合併20周年 記念ポスターと和菓子が完成

桑名市合併20年の記念ポスターを披露する名古屋造形大の学生ら=桑名市役所で

桑名市合併20年の記念ポスターを披露する名古屋造形大の学生ら=桑名市役所で

 3市町の合併で現在の桑名市となり、12月で20周年になるのを記念するポスターと和菓子が完成した。桑名の四季の見どころを表現した4種類の浮世絵調のポスターは市内に張り出され、これまでの20年間を振り返るとともに、桑名の将来像について考えてもらう契機にする。(大島康介)

■浮世絵調 四季の見どころ表現

 ポスターと和菓子の発表会が市役所であった。ポスターは、市と連携協定を結ぶ名古屋造形大(名古屋市)の学生たちが描いた。同大の3チームが提出した作品の中から、この4種類を描いたチームの作品を市が選び、記念事業に採用する。

 選ばれた4枚は、春の六華苑、夏の北勢線、秋の多度大社、冬のなばなの里をデザイン。チームの代表として紹介した造形学部3年の居川瑛真さんは「レトロモダンをテーマに、桑名の四季や朝昼夕を表現した。いつでも見どころがあることを伝えたかった」と語った。

■包装に忠勝かぶとアレンジ

 和菓子は、桑名市菓子業組合に加盟している職人10人が共同で考案した。名前は「くわな」で、こしあんを洋菓子のような生地で包んだ饅頭(まんじゅう)だ。バターを使い、オーブンで焼くなど洋菓子の手法を取り入れているという。

 相馬泰夫組合長=保々屋=は「ふんわり、しっとりした新しい和菓子を目指した。本多忠勝のかぶとをアレンジしたパッケージで桑名らしさを出した」と紹介した。組合の加盟店舗で販売する予定。

 現在の桑名市は、旧桑名市と旧長島町、旧多度町の合併によって2004年12月6日に誕生した。03~06年ごろは「平成の大合併」に当たり、県内でも16の市町村合併があり、桑名市もその一環だった。市は12月6日に記念式典を開き、和菓子「くわな」は参加者に配る。

(2024年10月30日 中日新聞朝刊北勢版より)

戻る < 一覧に戻る