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お知らせ  2024.08.01

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データサイエンス教育充実へ 中部大、米企業日本法人と協定

締結式を終えて記念撮影に納まる中部大とエヌビディア合同会社の関係者=春日井市松本町の中部大で

締結式を終えて記念撮影に納まる中部大とエヌビディア合同会社の関係者=春日井市松本町の中部大で

■人材交流や共同研究で連携

 人工知能(AI)の研究に力を入れる中部大(春日井市)は31日、米半導体大手エヌビディアの日本法人・エヌビディア合同会社(東京)との間で学術連携に関する協定を締結した。AI向け半導体開発で世界をリードする同社と連携することで、データサイエンス教育の充実を図る。

 エヌビディアは大量の計算を同時に実行できる画像処理装置(GPU)が主力製品。テレビゲーム向けが中心だったが、「チャットGPT」など生成AIの学習や推論の処理に使われるようになり、AI向け半導体で圧倒的な世界シェアを誇る。AIのディープラーニング(深層学習)を応用した教育プログラムの開発などにも取り組む。

 中部大は10年ほど前から合同会社と交流があり、同社のGPUや教材を積極的に導入してきた。協定によって緊密な協力関係を築き、学生や教職員の人材交流やシンポジウム開催、共同研究などでの連携を図るのが狙い。協定締結は中部地方の大学では初という。

 締結式では、中部大から竹内芳美学長、武藤敬副学長、平田豊・AI数理データサイエンスセンター長ら、合同会社から井崎武士・エンタープライズ事業本部長らが出席。武藤副学長が経緯を説明した後、竹内学長は「新たな一歩を踏み出す。人材交流などを通して社会に貢献していくと考えている」などとあいさつ。井崎本部長と協定書に署名した。(牧真一郎)

(2024年8月1日 中日新聞朝刊近郊版より)

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