大学の魅力向上に向けた企画を発表する学生たち＝名古屋市昭和区の中京大で

　名古屋市内の6つの大学が連携する「名古屋六大学魅力創出プロジェクト」の発表会が、同市昭和区の中京大名古屋キャンパスで開かれた。各大学の学生が学長らに大学の魅力向上に向けた企画を提案した。

　名古屋、名古屋工業、名古屋市立、南山、名城、中京の各大学は、昨年５月に「名古屋六大学」として連携協定を締結した。

　プロジェクトでは「在学生の満足度を上げる」「受験生に六大学を選んでもらう」を目標に、各大学の有志ら計６人の学生が集結。昨年１２月から学生へのアンケートや、企画案の議論を進めてきた。

　発表会で学生は、地元企業の課題に産学連携で取り組む授業の実施や、在校生が新入生をサポートする制度の導入など三つの企画を提案。

　南山大人文学部３年の奥田昇さん（２１）は「六大学で学んで良かったと感じられ、下の世代にも選んでもらえる場所にしたい」と語った。

　中京大の梅村清英学長は「継続的に知恵を出し合い、実現に向けて議論を進めてほしい」と講評した。（轟野乃子）

（2024年7月5日　中日新聞朝刊県内総合版より）