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中日新聞掲載の大学記事

2010.09.19

愛知大学野球 愛院大、名城大が先勝

 愛知大学野球秋季リーグ(中日新聞社後援)第3週第1日は18日、愛知県豊田市の愛工大グラウンドで1部の1回戦2試合を行い、愛院大と名城大が先勝した。

 愛院大は延長11回、与世山(よせやま)がリーグ戦初本塁打を右越えに放ち、3−2で名商大に劇的なサヨナラ勝ち。

 名城大は2−2の5回、森越の中前打で勝ち越し。7、8回にも加点し、5−2と愛大を突き放した。

■愛院大・与世山が11回サヨナラ弾

 待っていたスライダーが、ど真ん中に入ってきた。愛院大の与世山が見逃すはずはなかった。手応えは十分。打った瞬間、本塁打を確信した。「浦野がよく投げていたので助けたかった」。リーグ戦初の一発で投手戦にピリオドを打った。

 初球の真っすぐが高めに浮いた。「次は絶対にスライダーを投げてくる」。2球目を思い切りたたくと、打球は右翼フェンスのはるか上を越えていった。

 第1週の名城大戦3試合は8打数1安打と低調。代打を送られたケースもあった。「8月のオープン戦から守備が不安だった」と打ち明ける。春季リーグは中軸を打ち、一塁手のベストナインとなったが、けが人が出て三塁手に転向。2年ぶりのポジションが打撃に影響し、打順は7番に下げられた。

 この日は5番。「調子が上向いたわけではないので、びっくりした」。それでも1、2打席目に連続安打。余裕が生じ、相手投手の配球を冷静に読んだ。守備も無難にこなしている。「モヤモヤが晴れた」。不振からの脱出を心底喜んでいた。 (東郷賢一)

◇愛工大(愛院大1勝)
名商大00020000000―2
愛院大00200000001x―3
(延長11回)
本塁打 与世山(院)

◇同(名城大1勝)
名城大020010110―5
愛大 020000000―2

(2010年9月19日 中日新聞朝刊21面より)
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