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スポーツ 2024.05.29
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西日本学生選手権 男子団体県勢初出場 朝日大新体操部 手応えアリ

チームキャプテンの土井さん(右)と後輩を見守る主将の村地さん=安八町氷取のOKB体操アリーナで
創部5年目。全国の大学には約10の男子新体操部があるが、県内では同大のみ。これまで選手が集まらず、今年やっと人数がそろった。他校が経験豊富で実力もある上級生でメンバーを固める中、今春入学してきた1年生4人と2年生2人の6人でチームを組んだ。
やるべきことをやりきろうと臨んだ初めての大会。集団での演技を意識しすぎて、思い切った演技ができなかった。場慣れしている他チームとの差にメンバーは皆「悔しい」。2年でチームキャプテンの土井伯さん(19)は「試合前のルーティンや調整も含めての実力。全国の中ではまだまだ」と振り返る。
一方で「3、4年生のチームに比べて大きな差があるわけではない。結成2カ月のチームだが、社会人や強豪大学が出る全日本新体操選手権大会も目指せる」と既に次の目標を定めた。演技の同調性や宙返りなど技の難度を上げ、強みを磨いていく。
部をまとめる主将の4年村地廉人さん(21)は「練習する後輩の表情を見ると生き生きしている。今年どこまで成果を上げられるか楽しみ。部の新しい伝統をつくってほしい」と期待を込めて見守る。
「チームとして想像以上に早く伸びている」と語る土井さん。「他校から強いと言われたい」と、駆け出したばかりのチームは高みを目指している。
(2024年5月29日 中日新聞朝刊西濃総合版より)