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お知らせ  2024.05.21

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児童自立支援施設の子どもら イチゴ狩り 支えてくれる大人がいるよ

朝日大の学生と一緒にイチゴ狩りを楽しむわかあゆ学園の子どもら(左側の2人)=関市倉知のやまへい農場で

朝日大の学生と一緒にイチゴ狩りを楽しむわかあゆ学園の子どもら(左側の2人)=関市倉知のやまへい農場で

■交流の朝日大生 学びに生かす

 県内唯一の児童自立支援施設「わかあゆ学園」(大野町)の子どもたちが19日、朝日大(瑞穂市)の学生らの手を借りながら、関市倉知の「やまへい農場」でイチゴ狩りを楽しんだ。家庭環境などに事情を抱える子どもたちに、支えてくれる大人が周りにいると感じてもらおうと開催。子どもたちは真っ赤なイチゴをほおばり、「甘くておいしい」と笑顔を見せていた。(稲垣達成)

 この日は、朝日大法学部の学生による更生保護のボランティア団体「朝日大学BBS会」のメンバー4人と、BBS会のコーディネーターを務める大野正博教授が参加。わかあゆ学園からは児童生徒9人が訪れ、イチゴを収穫して味わった。

 BBS会は保護観察となったり、少年鑑別所にいたりする子どもたちの支援に取り組み、わかあゆ学園とは2015年から交流している。児童自立支援施設は家庭環境などの理由で生活支援が必要だったり、不良行為の恐れがあったりする子どもらの自立支援が目的。施設職員や保護者以外の大人と関わる機会が少ないことから、学生がクリスマスにプレゼントを届けたり、夏に流しそうめん大会を開いたりしている。やまへい農場でのイチゴ狩りは昨年に始まった。

 学生も交流を通じて、座学では分からない子どもたちの実際の様子を学ぶことができる。3年の宮嶋希(のぞみ)さん(20)は「明るく元気で優しい子ばかりだった。施設の子と関わる機会はなかなかないので貴重な経験だった」とイチゴ狩りを振り返った。

 大野教授は「子どもたちと接して感じたことを、その後の学びに生かしてもらえれば」と語った。

(2024年5月21日 中日新聞朝刊岐阜近郊版より)

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