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お知らせ  2023.11.28

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小中一貫校の候補地 日福大敷地内に絞る

説明に耳を傾ける町民ら=美浜町総合公園体育館で

説明に耳を傾ける町民ら=美浜町総合公園体育館で

■美浜町住民説明会 財政負担少なく「現実的」

 美浜町が構想を進める小中一貫校の設置に関する住民説明会が26日、町総合公園体育館であり、町は立地候補地を奥田の日本福祉大敷地内に絞っていることを明かした。同内容の説明会を12月1日にも開く。

 町は児童生徒数の減少などを理由に、小学校全5校と中学校全2校を1校にまとめた一貫校の設置を2028年度をめどに目指している。

 会には八谷充則町長や伊藤守教育長らが出席。候補地として町中央、日福大に近い西部、人口が集中する河和に近い東部の3エリアを比較し、土地利用規制、教育環境、財政負担などでメリット、デメリットを検討してきたと説明した。

 西部エリア案を発展させた大学敷地内案では、大学から無償借地を受けることで他エリアでは1億5千万~6億5千万円ほどかかる用地取得費がなくなる。さらに大学のプールや武道場を利用することで、施設の建設費5億円も削減できるとした。

 建設に伴う借入金は大学敷地内案で約33億円と、他エリアの最も少ない案と比較しても9億円ほど抑えられるとした。また、東部エリア案などに比べてスクールバスの台数が多くなることを考えても「財政力を総合的に判断し、最も現実的」とした。大学と連携し、教育の充実を図る考えも明かした。

 八谷町長は「財政的に過大な負担とならないよう考慮をしたうえで、ここしかない、ここがベストだと考えている。子どもの減少による単なる統合ではなく、大学と連携し、町にしかできない魅力的な特色ある学校がつくれると確信している」と判断に理解を求めた。(石井豪)

(2023年11月28日 中日新聞朝刊知多版より)

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