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学生活動  2023.06.17

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海外旅行に出かけてみよう 空港会社など 名古屋の大学でグアム中心にPR

学生食堂で海外旅行をPRする中部国際空港会社や好生館プロジェクトの担当者=昭和区の南山大で

学生食堂で海外旅行をPRする中部国際空港会社や好生館プロジェクトの担当者=昭和区の南山大で

 新型コロナウイルス禍で海外旅行に出かける機会がなかった大学生に旅への関心を持ってもらおうと、空港会社などが名古屋市内の大学キャンパスでPRに力を入れている。特にアピールするのは気軽に行きやすいグアム旅行。抽選で学生に航空券をプレゼントする企画も行われている。

 若者の海外旅行を巡っては、20代男女の旅券(パスポート)発行数が、コロナ禍前の2019年の約88万7000冊から、21年に10分の1以下の約8万5000冊にまで激減した。3年にわたるコロナ禍で学生は海外渡航の機会を失った。オンライン授業でキャンパスに行かないと、先輩や友人から旅行の体験談を聞く機会も減るため、コロナ禍以前の学生よりも海外旅行への関心が薄まっているとみられる。

 中部国際空港会社(常滑市)は、自由な時間の多い学生の間の海外旅行をぜひ体験してほしいと、5月から今月10日まで南山大などでグアム旅行キャンペーンを実施した。グアム政府観光局などと連携。アンケートに答えた学生から抽選でグアムへの航空券を贈る。南山大の学生が立ち上げたベンチャー企業「好生館プロジェクト」(中区)もPRに協力。多くの学生が利用する同大の学生食堂「スイーツマジックラボ」で、パネルやデジタルサイネージ(電子看板)を使いPRした。

 グアムは片道3時間半で行けてマリンレジャーなどを楽しめるなど学生向きで、先住民チャモロ人の文化体験なども魅力だ。中部国際空港会社の浜高麻理子マネージャーは「学生の間に海外旅行を体験することで、その後の人生も変わってくるはず。グアムをきっかけにいろんな国へ旅に出てほしい」と話す。今後も大学でのキャンペーンが予定されているという。(今井智文)

(2023年6月17日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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