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スポーツ  2023.06.10

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愛大男子柔道部「全国8強目指す」 東海学生夏季優勝大会 2連覇

全国大会へ向け、意気込む深井副主将(手前)と磯部晴夫部会長(左奥)、久野監督=中日新聞社で

全国大会へ向け、意気込む深井副主将(手前)と磯部晴夫部会長(左奥)、久野監督=中日新聞社で

 5月に開催された「第70回東海学生柔道夏季優勝大会」で優勝し、全国大会への出場を決めた愛知大男子柔道部の関係者が5日、中日新聞社を訪れた。優勝の喜びを語り、「全国大会でベスト8を目指す」と意気込みを表明した。 (城石愛麻)

■対面稽古できない日々越え 「地力つけ続けた結果」

 1~4年の部員7人の団体戦で、トーナメントを勝ち抜いた。昨年に続く2連覇。以前は長い間優勝から遠ざかっていただけに、部にとっては快挙。4年の深井大雅副主将(22)は「新型コロナウイルス禍でもあきらめずに地力をつけ続けた結果だと思う」とほっとした様子を見せた。

 深井副主将ら4年生はコロナ下で入学し、最初の半年間は対面稽古ができなかったという。無料通信アプリLINEを使って部員同士で練習メニューを提案し合い、ビデオ通話越しに各自の自宅で筋力トレーニングを重ねた。「会えない間に成長した自分を他の部員に見せたい、との気持ちでモチベーションを保った」と深井副主将は振り返る。

 対面での稽古を始めてからも、感染対策で参加人数や稽古時間が制限された。久野高裕監督(48)は「10分稽古できなくても誰も腐らず、励まし合いながら不足分を補うトレーニングを一人一人が考え、着実に力をつけることができた」と評価した。

 昨年の全国大会は惜しくも2回戦敗退。24日に始まる今年の全国大会に向け、深井副主将は「厳しい戦いになると思うが、全国の強豪校に勝つ気持ちを部全体で持って挑みたい」と力強く語った。

(2023年6月10日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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