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お知らせ 2023.05.25
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海洋ごみ 減らす暮らし方は 名城大、カードゲームで学ぶ
海洋ごみの問題について考えるカードゲームの体験会が23日、名古屋市天白区の名城大天白キャンパスであった。同大でごみ拾いのボランティアに取り組む学生ら15人が参加し、海洋ごみを減らすためにどのような行動を取るべきか学んだ。
カードゲーム「CHANGE FOR THE BLUE」は、富山県滑川市の「プロジェクトデザイン」などが開発。水環境の改善に取り組む一般社団法人「ClearWaterProject」(同区)が、学生らに海洋ごみ問題に理解を深めてもらい、普段のごみ拾いの意義を実感してもらおうと企画した。
まず理事の岡本亮太さん(40)が、海洋ごみの約8割が陸から流出し、そのほとんどがプラスチックごみだと説明。県内の海洋ごみの事例も紹介し「2050年には海の魚よりも多くのごみが流れ出るといわれている。便利の裏側で、ごみ問題が現実としてのしかかっている」と解説した。
ゲームでは、架空の街で暮らす住民として「農家」「役場」といった12の役割を与えられ、それぞれの行動によって海の「ごみ・汚れ」を減らしていく過程を体験した。参加者は「市民意識」「便利」「技術」の評価を高めつつ、仕事や生活における行動が海洋ごみの減少につながるかどうか考えながら、ゲームを進めていった。
同大3年の安楽凌真さん(20)は「ごみを減らすために自分が正しいと思ったことが、実は増やしているかもしれないことに驚いた。海洋ごみ問題を考える良い機会になり、いろんな人に理解を深めてもらえるように行動したい」と話した。(坂本圭佑)
(2023年5月25日 中日新聞朝刊県内版より)
カードゲーム「CHANGE FOR THE BLUE」は、富山県滑川市の「プロジェクトデザイン」などが開発。水環境の改善に取り組む一般社団法人「ClearWaterProject」(同区)が、学生らに海洋ごみ問題に理解を深めてもらい、普段のごみ拾いの意義を実感してもらおうと企画した。
まず理事の岡本亮太さん(40)が、海洋ごみの約8割が陸から流出し、そのほとんどがプラスチックごみだと説明。県内の海洋ごみの事例も紹介し「2050年には海の魚よりも多くのごみが流れ出るといわれている。便利の裏側で、ごみ問題が現実としてのしかかっている」と解説した。
ゲームでは、架空の街で暮らす住民として「農家」「役場」といった12の役割を与えられ、それぞれの行動によって海の「ごみ・汚れ」を減らしていく過程を体験した。参加者は「市民意識」「便利」「技術」の評価を高めつつ、仕事や生活における行動が海洋ごみの減少につながるかどうか考えながら、ゲームを進めていった。
同大3年の安楽凌真さん(20)は「ごみを減らすために自分が正しいと思ったことが、実は増やしているかもしれないことに驚いた。海洋ごみ問題を考える良い機会になり、いろんな人に理解を深めてもらえるように行動したい」と話した。(坂本圭佑)
(2023年5月25日 中日新聞朝刊県内版より)