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学生活動  2023.05.19

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「フローティングフラワー」 水面彩る 椙山女学園大生ら、東山動植物園で

温室の展示台の水面に花を浮かべる学生ら=千種区の東山動植物園で

温室の展示台の水面に花を浮かべる学生ら=千種区の東山動植物園で

■廃棄される花 美しく

 椙山女学園大(千種区)の学生たちが17日、隣の東山動植物園で、水面に花を浮かべる装飾「フローティングフラワー」に取り組んだ。売れ残りや植え替えで廃棄される予定の花を使い、「最後まで楽しんでほしい」との思いを込めた。28日まで展示される。 (下條大樹)

 同大国際コミュニケーション学部の学生約20人が参加。ガーデンデザイナー柵山直之さん(51)に花の切り方や見せ方の指導を受けた後、温室の水を張った展示台に花を浮かべ、花びらを散らした。一面が色とりどりの花でいっぱいになると、「きれい」と声を弾ませ、写真を撮り合った。

 素材の花は14日の「母の日」で売れ残るなどして廃棄予定のカーネーションやバラ、トルコキキョウ、ビオラ、パンジーなど500本を、柵山さんが仕入れて用意。熱心に取り組んでいた同大1年、土方彩瑛さん(18)は「捨てられるはずだった花が、生まれ変わった姿で見てもらえるのはうれしい」と笑顔だった。

 また、同大生活科学部4年、大竹柚さん(21)も卒業研究の一環で個別でフローティングフラワーを実施。生花店などから譲り受けたコチョウランやバラ、カーネーションを鉢に浮かべ、園内に展示した。作業を見て関心を示した女児と一緒にデザインを考えていた。世界各国の花にまつわる風習や同園の植物を紹介するパネルも掲げ、「フローティングフラワーが、新しい日本のおもてなし文化になれば」と期待した。

 同大と植物園、星が丘テラスを運営する東山遊園(同区)の産官学連携プロジェクトの一環で、昨年に続き2回目。 

(2023年5月19日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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