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学生活動  2023.02.08

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愛知の課題 学生ら考える 名古屋 賃金など知事選に合わせ議論

 県内の「最低賃金」について話し合う学生たち=名古屋市千種区のLDK覚王山で

県内の「最低賃金」について話し合う学生たち=名古屋市千種区のLDK覚王山で

 知事選に合わせ、若者に政治を身近に感じてもらおうと学生団体「Polivoice(ポリボイス)」は5日、名古屋市内で、「愛知のここを変えたい」をテーマに、身近な社会課題を話し合うワークショップを開催した。県内の大学、高校に通う17~25歳の計37人が、8グループに分かれて議論した。

 県内での賃金制度などについて議論したグループでは、東京都などと比較すると最低賃金が低いことや、職種による賃金格差が課題との指摘があった。「自分たちにすぐにできることは少ないよね」などと難航する場面もあり、身近なアルバイトに話を置き換えて意見を出し合った。賃金を上げる工夫として、休日勤務や仕事の貢献度によって特別な待遇を追加するアイデアなどが上がっていた。

 参加した名古屋商科大2年の青木優和(ゆうあ)さん(20)は「普段、同世代とこういう話をすることは絶対ない。もっと機会が増えればいいのに」と話した。

 このほか名古屋市外での通勤通学手段の少なさについて議論したグループもあった。

 ポリボイスは県内の大学生6人で構成。昨年7月の参院選で、各候補者の政策をそれぞれ30秒程度の動画にまとめて交流サイト(SNS)で公開するなど、日ごろから若者の政治への関心を高めるための活動をしている。(古畑克真)

(2023年2月8日 中日新聞朝刊県内版より)

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