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スポーツ  2022.12.13

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東海学生駅伝 皇学館大が快走 6連覇 三重大は6位に躍進

優勝し、笑顔で記念写真に納まる皇学館大の選手たち

優勝し、笑顔で記念写真に納まる皇学館大の選手たち

 第84回東海学生駅伝対校選手権大会と第16回東海学生女子駅伝対校選手権大会(ともに東海学生陸上競技連盟、中日新聞社共催)が11日、愛知県の知多半島であった。三重県勢の男子は皇学館大が3時間17分2秒で6連覇を達成し、昨年11位だった三重大は3時間28分31秒で6位に躍進した。県勢女子の出場はなかった。皇学館大は6区の花井秀輔選手(4年)が区間タイ記録で快走するなど、4年生の3人が区間賞を獲得する危なげのないレース運びを展開。王座を守った。(栗山真寛)

■皇学館大1区の柴田選手 チームの緊張感払拭

 大会5連覇中ながら、直前の2レースで振るわないまま今大会に臨んだ皇学館大。ゴールテープを切った7区の中川雄斗選手(2年)はレース後、「陸上を始めてこれまでで一番怖いレースだった」と、チーム内に緊張感が張り詰めていたことを打ち明けた。

 そんな重たい雰囲気を1区の柴田龍一選手(4年)が払拭した。「レース前から混戦が予想されていた」と言い、1区を競う顔触れを想定して練習を積んだ。

 一度は集団から抜け出す先頭争いで2番手に下がることもあったが、再度、先頭に躍り出ると、後続の走者も抜かれることなく優勝した。「先頭争いを勝ち切れて良かった。連覇を途切れさせずホッとしている」と笑みをこぼした。

 日比勝俊監督は「今年はライバル校の戦力が充実している上に、打倒皇学館を掲げる学校もあり、重圧を感じていた」。だが、ふたを開けてみると相手を寄せ付けない展開で完勝。全員が役割を果たしたとねぎらいつつ、「1区の柴田が良い走りをしてくれた」と振り返った。

 ◇東海学生駅伝

 【チーム成績】
(1)皇学館大3時間17分2秒
(2)名古屋大3時間18分22秒
(3)愛知工業大3時間18分33秒
(4)岐阜協立大3時間21分49秒
(5)中京大3時間23分30秒
(6)三重大3時間28分31秒

 【区間賞】
▽1区 柴田龍一(皇学館大)25分54秒
▽2区 小渕稜央(岐阜大)31分40秒
▽3区 吉田椋哉(愛知工業大)24分58秒
▽4区 宮本康希(皇学館大)26分7秒
▽5区 渡辺大誠(愛知工業大)32分22秒
▽6区 花井秀輔(皇学館大)16分42秒=区間タイ
▽7区 森川陽之(名古屋大)37分11秒

 ◇東海学生女子駅伝

 【チーム成績】
(1)名城大1時間29分21秒
(2)中京学院大1時間32分47秒
(3)日本福祉大1時間36分54秒
(4)中京大1時間38分58秒
(5)静岡大1時間39分30秒
(6)東海学園大1時間45分54秒

 【区間賞】
▽1区 柳楽あずみ(名城大)11分37秒
▽2区 石松愛朱加(同)13分27秒
▽3区 原田紗希(同)19分23秒
▽4区 荒井優奈(同)16分37秒
▽5区 小林成美(同)28分17秒

(2022年12月13日 中日新聞朝刊広域三重版より)

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