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お知らせ 2022.12.06
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差別や戦争 障害者の視点 デフサッカー佐古さん講演 母校・至学館大で
障害者週間(3~9日)に合わせ、大府市の至学館大で5日、卒業生で、聴覚障害者が競技する「デフサッカー」の元日本女子代表の佐古麻衣さん(36)=旧姓永田=が、学生ら約170人に障害者の差別や戦争について講話した。
佐古さんは、1月に長男を出産した自身の経験で、ろう者という理由でいくつもの医院に断られたと明かした。また、日本では1996年まで旧優生保護法によって、障害者が人権侵害されていたと指弾した。
戦争について、ウクライナには約270万人の障害者、うち3万5000人の聴覚障害者がいるとされ、「自宅の壁や窓の振動で爆撃を知る」といった現地の声を紹介。弱い立場の人が犠牲になるとして「一生涯、戦争は認めないでほしい」と学生に呼びかけた。
受講した林杏茄(あんな)さん(1年)は「私の知らないところで差別が起きていると知った。出産の話は、同じ人間なのに差別はひどいなと感じた」と感想を述べた。(栗山真寛)
(2022年12月6日 中日新聞朝刊知多版より)
佐古さんは、1月に長男を出産した自身の経験で、ろう者という理由でいくつもの医院に断られたと明かした。また、日本では1996年まで旧優生保護法によって、障害者が人権侵害されていたと指弾した。
戦争について、ウクライナには約270万人の障害者、うち3万5000人の聴覚障害者がいるとされ、「自宅の壁や窓の振動で爆撃を知る」といった現地の声を紹介。弱い立場の人が犠牲になるとして「一生涯、戦争は認めないでほしい」と学生に呼びかけた。
受講した林杏茄(あんな)さん(1年)は「私の知らないところで差別が起きていると知った。出産の話は、同じ人間なのに差別はひどいなと感じた」と感想を述べた。(栗山真寛)
(2022年12月6日 中日新聞朝刊知多版より)