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中日新聞掲載の大学記事

学生活動  2022.08.27

おこしもの作り「楽しい」 伝承料理 愛院大生が挑戦

おこしもの作りに挑戦する学生たち=日進市の市民会館で

おこしもの作りに挑戦する学生たち=日進市の市民会館で

 日進市の愛知学院大健康栄養学科の3、4年生約20人が市民会館で18日、ゼミの一環として、県伝統の餅菓子「おこしもの」作りに挑戦した。みそや塩こうじなど伝承料理を次代に引き継ぐ市民団体「日進生活改善実行グループ」のメンバーが講師を務めた。

 おこしものは本来、桃の節句に供える菓子。学生たちは、タイや鶴などをかたどった昔ながらの木型に、お湯で練った米粉と餅粉を入れて成型。色粉でクローバーやハートの形をあしらったり、ポップに色付けしたりとユニークなおこしものを完成させた。

 おこしものを初めて知ったという静岡県出身の山家(やんべ)優花さん(21)は「材料があれば思ったより簡単にできるのがいい。楽しかった」と話した。市民が使わなくなった木型を集めている同グループの植木佳代代表は「若い人が伝承料理を楽しそうに作ってくれたのがうれしい」と笑顔。「職場や家庭でも作ってもらい、日進のおこしものが長く伝わっていけば」と願っていた。(平木友見子)

(2022年8月27日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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