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中日新聞掲載の大学記事

学生活動  2022.08.05

産学官連携へ 蒲郡市事業に愛知工科大生ら参加 地元企業開発弁当の包装デザインを提案

弁当の包装デザインを発表する学生=蒲郡市の愛知工科大で

弁当の包装デザインを発表する学生=蒲郡市の愛知工科大で

 蒲郡市の愛知工科大の学生らが地元の食品関連企業に、商品の弁当などの包装デザインを提案した。2日に大学内でデザイン案を発表した。
 
 3、4年生の44人が9グループに分かれ、市内で飲食店を展開する笹やグループの「SASAYAのガマ弁」などの包装デザインを考案した。ガマ弁は深海魚メヒカリを使った天むすやカガミダイの塩焼きなど地元の食材を使った1200円の弁当。ボートレース蒲郡の場外指定席フードコートにある店舗で予約制で販売している。
 
 各グループは市販されている弁当や駅弁の包装を分析し、「限定感がある」「健康」「かわいい」といったニーズの高いキーワードを確認。これらのイメージを基に、蒲郡の海産物を使った点をPRするため、深海をイメージした青色の背景に魚の絵を描いたデザインなどを提案した。
 
 同社の笹野弘明社長は「私の思いを酌んでくれた素晴らしいデザイン。皆さんの提案を採り入れるように検討したい」と話した。
 
 取り組みは産学官連携を促す市の事業の一環で、若者が活躍できる場を設けようと企画。地元のヤマロク食品のカップ麺「即席ガマゴリうどん」の包装デザインも考えた。(西山輝一)

(2022年8月5日 中日新聞朝刊東三河版より)

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