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お知らせ  2022.06.21

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名造形大 地域に密着 学食開放 利用者「学生気分味わった」

一般市民向けに開放された学食でランチを楽しむ女性ら=北区名城2の名古屋造形大で

一般市民向けに開放された学食でランチを楽しむ女性ら=北区名城2の名古屋造形大で

 名古屋造形大(北区名城2)に4月にオープンした学生食堂「名城ラティス」で20日、一般市民向けの開放が始まった。初日のこの日は、近隣住民らが集まり、昼食を楽しんだ。(飯村健太)

 学食は大津通に面し、通行人も入りやすい。約400平方メートルに150席ほどある。メニューは600円の定食や480円のラーメンなど20種類以上。近くの主婦服部さん(40)は友人2人と訪れ「わくわくしながら開放を待っていた。安くて雰囲気も良く、学生に戻った気分だった」と笑顔で話した。

 開放は同大と、学食の運営を委託されているNPO法人「わっぱの会」(北区)が、地域密着の取り組みとして始めた。会は障害者の職業支援をしていて、学食では障害者もスタッフとして働く。代表の斎藤縣三(けんぞう)さん(73)=千種区=は「学食と地域レストランの融合を目指したい」と思いを語る。

 会は、学食のほかに食べ残しや調理で出た野菜の切りくずなどで堆肥を作る機械を置いている。堆肥は、大学職員らが持ち帰って家庭菜園や花壇で利用していて、将来はキャンパス内の植え込みなどで活用する予定だ。会の顧問、浅井直樹さん(69)=昭和区=は「この取り組みを通じて学内にSDGs(国連の持続可能な開発目標)の意識を浸透させたい」と話す。

 学食の営業時間は、平日の午前8時~午後6時。正午~午後1時は学生で混雑する。

(2022年6月21日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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