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学生活動  2021.12.01

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クリスマスツリー 輪っかで団欒表現 金沢工大生ら ホテルロビー用に製作

クリスマスツリーを囲む竹内申一教授(右から4人目)と学生=金沢市広岡のハイアットセントリック金沢で

クリスマスツリーを囲む竹内申一教授(右から4人目)と学生=金沢市広岡のハイアットセントリック金沢で

 金沢工業大(野々市市)で建築学を専攻する学生らが、金沢市広岡のホテル「ハイアットセントリック金沢」ロビーのクリスマスツリーを製作した。30日は点灯式があり、「団欒(だんらん)」をテーマに柔らかな光が透ける様子をお披露目した。展示は25日まで。

 製作したのは、竹内申一教授の研究室に所属する修士1年の学生6人。帯状の白い布をしずく形の小さな輪っかにして1000個集め、高さ3メートルのツリーをかたどった。布の透け感や、金色の布を交ぜたことで、金沢伝統の和紙や金箔(きんぱく)をイメージ。輪を集めることで団欒という言葉を表現し、新型コロナウイルス禍で人と関わる機会が減る中、来年こそはとの願いを込めた。

 点灯式で学生らは、ツリーが赤や青など6色にほんのりと光るのを見守った。「ふんわりしたシルエットを出せるようにした」「子どもが触ることも考え責任を感じながら作った」との感想も語った。

 クリスマスイブが誕生日という不破光梨(ふわひかり)さん(22)は「ツリーの設計は初めてで、布の質感などの細部から全体のバランスまでこだわった。豊かな芸術がある金沢らしさや、クリスマスのワクワク感を味わってもらえたら」と話した。

 (高橋雪花)

(2021年12月1日 北陸中日新聞朝刊金沢総合版より)

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