HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > お知らせ
お知らせ 2021.11.26
この記事の関連大学
南山大名誉教授に 金沢大国際賞授与 日本哲学研究に寄与
金沢大の国際賞授賞式が25日、金沢市本町のホテル日航金沢であった。海外での日本哲学研究の進展に貢献した哲学者で、南山大(名古屋市)のジェームズ・ウォレス・ハイジック名誉教授(77)に贈られた。
米国出身のハイジック氏は西田幾多郎らを中心とした「京都学派」の研究に努め、欧米言語での翻訳版も出版。国際シンポジウムの開催にも尽くすなど、海外での日本哲学研究に寄与した功績が評価された。ケンブリッジ大で博士号を取得後、1978年に南山大の南山宗教文化研究所に赴任。所長を経て2013年に南山大名誉教授に就いた。
ハイジック氏は授賞式で、同僚や学生への感謝を語り「両手を伸ばして盾などをいただいたが、心の中でたくさんの人と共有している思い」とあいさつした。
国際賞は前身校の1つである旧第四高等中学校で学んだ哲学者、鈴木大拙と西田にちなんで17年に創設され、今回が3回目。国内外の研究者らが独自性や学術分野への影響力、国際的評価を基準に選んだ。
(2021年11月26日 中日新聞朝刊30面より)
米国出身のハイジック氏は西田幾多郎らを中心とした「京都学派」の研究に努め、欧米言語での翻訳版も出版。国際シンポジウムの開催にも尽くすなど、海外での日本哲学研究に寄与した功績が評価された。ケンブリッジ大で博士号を取得後、1978年に南山大の南山宗教文化研究所に赴任。所長を経て2013年に南山大名誉教授に就いた。
ハイジック氏は授賞式で、同僚や学生への感謝を語り「両手を伸ばして盾などをいただいたが、心の中でたくさんの人と共有している思い」とあいさつした。
国際賞は前身校の1つである旧第四高等中学校で学んだ哲学者、鈴木大拙と西田にちなんで17年に創設され、今回が3回目。国内外の研究者らが独自性や学術分野への影響力、国際的評価を基準に選んだ。
(2021年11月26日 中日新聞朝刊30面より)