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お知らせ  2021.11.09

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南山大に国際寮 来年4月 外国人学生と共同生活 高校生講座も募る

 南山大は来年4月、名古屋市昭和区のキャンパス近くに、日本人と外国人学生が共同で暮らす「南山大学ヤンセン国際寮」を開設する。背景や価値観の異なる学生同士がコミュニケーションを円滑にし、共通の課題を解決する能力を身に付ける教育プログラムも実施する。

 10日まで、教育プログラムの体験ワークショップに参加する高校生20人を募っている。体験は20日午後1時からオンラインで実施、参加は無料。20日は午前10時半から、国際寮の開設を記念し、今年6月まで在名古屋カナダ領事を務めた、カナダ外務省のシェニエ・ラサールさんらのオンライン講演会もある。講演会の参加申し込みも10日まで。ともに大学ホームページで受け付けている。

 同大は1994年から、国際交流できる寮などを整備しており、新たに多文化共生社会に対応できる学生を育てるため国際寮を設立する。入寮予定の学生15人を「レジデント・デザイナー」に任命。今後、学生が中心となり教育プログラムの内容や寮の運営ルールなどを検討する。

 10月下旬、同大での任命式に参加した2年生の牛之浜莉沙さん(19)=半田市=と市川希香(ききょう)さん(20)=岡崎市=は、コロナ禍でオンライン授業が主になった学生生活を充実させたいと志望した。「留学に行けず、心が通じ合う仲間を見つけられない状況で4年を終えるのはもったいない。実際に人と会って、話すことで得られることがたくさんある」と意気込む。

 国際寮は約3000平方メートルの敷地に、鉄筋コンクリート(一部鉄骨)4階建て延べ約4200平方メートルの建物を整備。定員は178人で日本人と外国人は半々。全て個室で、トイレやシャワー、キッチンは共有。室料は月6万円。 (出口有紀)

(2021年11月9日 中日新聞朝刊県内版より)

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