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大学野球  2021.05.23

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東海地区大学野球春季大会 岐阜聖徳学園 19年ぶり3度目 全日本切符

19年ぶりの全日本大学野球選手権大会出場を決めて喜ぶ岐阜聖徳学園大ナイン=岐阜市の長良川球場で(谷大平撮影)

19年ぶりの全日本大学野球選手権大会出場を決めて喜ぶ岐阜聖徳学園大ナイン=岐阜市の長良川球場で(谷大平撮影)

■ジャイアント・キリングで日本一だぁ~

 岐阜、三重、静岡の3県学生リーグ優勝校による東海地区大学野球春季選手権大会(中日スポーツ後援)が22日、岐阜市の長良川球場で行われ、岐阜聖徳学園大が日大国際関係学部と皇学館大に連勝し、19年ぶり3度目の全日本大学野球選手権大会(6月7日開幕・神宮、東京ドーム)出場を決めた。岐阜聖徳学園大は7日の東京ドーム第4試合で北東北大学野球連盟代表と対戦する。

■リーグ4位

 ジャイアント・キリングで全国の切符を勝ち取った。リーグ4位から3つどもえの代表決定戦を制した岐阜聖徳学園大。小山貴本監督(40)は「手放しでバンザイと言うわけではないですが、チャンスをいただいた中でつかんだ結果。夢見心地です」とはにかんだ。

 春季リーグでは4位だった。1~3位の中部学院大、中京学院大、朝日大が部員に新型コロナウイルスの感染が発覚して代表決定戦の出場を辞退。おはちが回ってきた決定戦の舞台で三重、静岡の代表校を撃破し、2002年以来の全日本選手権大会の出場を決めた。

 今年のスローガンは「GIANT KILLING(ジャイアント・キリング)」。格下が優位と思われている相手に番狂わせを演じるという意味だ。今年の年始めに主将の木村慎太内野手(4年・龍谷大平安)ら4年生が話し合い、「だめでもともと。とにかく攻める姿勢で相手を食っていこう」との思いを込めた。18年秋以来、東海地区大会に出場できていない現状を打破しようと、バックネット裏にスローガンを掲げて練習に取り組んだ。

 この日の第1試合では日大国際関係学部を完封すると、第2試合では9回に勝ち越して1点差で勝利。視線はすでに初戦を戦う東京ドームに向いている。「すべての相手が格上。日本一への挑戦権を得られたので、全員でアグレッシブに攻めていきたい」と意気込んだ木村。失う物はない。全力で全国の強豪とぶつかっていく。 (谷大平)

岐阜聖徳学園大(岐阜) 002100010―4
日大国際関係学部(静岡) 000000000―0
(岐)橋本-反頭
(日)大石、秋葉-服部

日大国際関係学部 000001001―2
皇学館大(三重) 00001011x―3
(日)播磨、鈴木礼、秋葉、大石-服部
(皇)鈴木貫-中妻

岐阜聖徳学園大 111020001―6
皇学館大 010210100―5

(2021年5月23日 中日スポーツ11面より)

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