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学生活動  お知らせ  2021.04.28

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ブラック校則なくすには 南山大生 取材で探る 芸人佐田さんにインタビュー

オンラインで取材する南山大の日栄さん=中日新聞社で

オンラインで取材する南山大の日栄さん=いずれも中日新聞社で

 南山大の新聞講座で学んだ学生が取材体験として、元暴走族でお笑い芸人の佐田正樹さん(42)にオンラインでインタビューした。5月10日付朝刊「考える広場」面に掲載される。

 取材したのは、同大総合政策学部4年の日栄瑞希(ひえいみずき)さん(21)=千種区=で、中日新聞の編集委員らが講師を務める講座「新聞作りの現場から(実践編)」を受講。「考える広場」面の企画案を出す課題に取り組み、理不尽な校則を意味する「ブラック校則」がどうすればなくなるかを考えることを提案し、学生28人の案の中から採用され、取材も務めることになった。

 日栄さんは中学時代、防寒用に制服の下に着たカーディガンが「学校指定のものではない」という理由で没収された経験がある。校則違反が多かったであろう佐田さんに当時の体験などを質問。佐田さんは「ある決まりについて先生に『どうして?』と聞いても『校則だから』で終わり。ちゃんと答える人に出会えていたら違う道に行けていたかも」と答えた。

 一方で、佐田さんは「実は校則には興味がない」と発言し、日栄さんを驚かせた。「守るも破るも、自分次第。ルールは自分で決めるべきだ」という理由で、世の決まり事に縛られず、自由に生きてきた佐田さんのユニークな人生論に刺激を受けた様子だった。

 日栄さんは「ブラック校則は賛否が分かれる問題で、だからこそテーマとして提案したが、佐田さんの『興味がない』は予想外の答えだった。その理由を聞いて視野が広がる気がした」と話した。 (大森雅弥)

(2021年4月28日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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