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お知らせ  学生活動  2021.04.05

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漁村の歴史 アートで表現 半田・亀崎地区 名城大生が体験型企画

鏡がイチョウの木に巻き付くよう設置され、ライトの光を反射して輝いた=半田市亀崎町の浄顕寺で

鏡がイチョウの木に巻き付くよう設置され、ライトの光を反射して輝いた=半田市亀崎町の浄顕寺で

 名城大建築学科(名古屋市天白区)の学生が手掛けた体験型アート作品を楽しむイベントが3日、半田市亀崎町の浄顕寺であった。境内のイチョウの木には巻き付くように鏡が取り付けられ、訪れた人がライトを向けて輝きや反射光に見とれていた。(三宅駿平)

 作品は「煌(きら)めきを纏(まと)う」と題し、2つの鏡はアルミホイルや遮熱フィルムを貼った繊維板をつなぎ合わせて制作した。長さは14メートルと7メートル、高さ2.5メートル。ライトを当てると鏡面や反射した光が、魚のうろこや水面のきらめきに見える仕組みになっている。かつて漁業で栄えた亀崎地区の歴史をアートに落とし込んだ。

 作品は生田京子教授の建築デザインゼミで学ぶ4年生8人が制作。同ゼミは毎年、亀崎地区の街並みを研究して街おこしにつなげるプロジェクトを実施しており、今年で4回目となる。

 4年の清水夏海さん(22)は「地区の歴史に関心を持ち、どのような形で表現できるかを皆で考え体験型アートに行き着いた」と話した。イベントは10日午後5時半~7時半にも同所で開催する。

(2021年4月5日 中日新聞朝刊尾近知総合版より)

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