３ランを放った東海学園大の藤田＝パロマ瑞穂球場で

　（５日・パロマ瑞穂球場）３回戦１試合が行われ、東海学園大が中京大に７－３で勝ち、対戦成績を２勝１敗として勝ち点を獲得した。東海学園大の藤田健太朗内野手（３年・星城）が、逆転３ランを放つなど２安打４打点の活躍でチームに２季ぶりの勝ち点をもたらした。

■伏兵が大学１号

　２季連続でリーグ制覇している王者から金星を挙げた。就任１８年目の東海学園大・鈴木保監督も「記憶がない」と言う中京大からの勝ち点獲得。伏兵の一発で流れを引き寄せた。

　２点を先制された直後の２回１死一、二塁で８番・藤田が打席に入った。「正直、レフトフライかなと思いました」という打球は風に乗り、左翼スタンドへ消える逆転３ラン。練習試合も含めた大学１号が試合を決める一発となり「本当にホームランを打つタイプではないので。ほっとしてます」と照れ笑いを浮かべた。

　自身のことは控えめに話しながらもチームのことになると表情は引き締まる。幸先のいいスタートに「もちろん優勝を狙っている。一勝ずつしっかり勝っていきたい」と力を込めた。　（谷大平）

▽３回戦（東海学園大２勝１敗）
東海学園大　０４０１１１０００｜７
中京大　２１０００００００｜３
本塁打　藤田健（東）

（2021年4月6日　中日スポーツ6面より）