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若者の投票率向上 あの手この手 期日前を駅や学校でも 選挙説明の場 増やして 皇学館大生が提案
選挙における若者の投票率を上げるため、皇学館大(伊勢市)の学生が奮闘している。16日、同大生5人が市役所を訪れ、学生が投票しやすくなるよう投票所の場所を再検討することなどを求める要望書を、市選挙管理委員会に提出した。(高橋信)
■伊勢市選管に要望書
要望書をまとめたのは、昨年8月から、市選管の要望を受け、課外活動で同世代の若者の投票率向上に取り組んできた1~4年の6人。2年生以上の学生を対象にアンケートを実施し、投票に行ったかどうかや、行かなかった理由、投票所に関する不満点などを洗い出した。
2019年7月の参院選で、伊勢市の投票率は、18歳が39.61%、19歳が24.74%、20~24歳が29.30%と大学生の年代は軒並み低調だったが、アンケートに回答した59人のうち、実施された選挙すべてで投票した人は29人と約半数で、投票未経験者は14人だった。
同大文学部1年の三宅あゆみさん(19)は、「私は選挙権を得てからまだ選挙がないが、周囲では高校の時から選挙に行ったという人は多いという印象。ただ面倒くさくて行っていないという人もいる」と話した。
要望書には、期日前投票を駅や学校でできるようにすることや、若者に選挙の仕組みを説明する場を増やすことなどを盛り込んだ。要望書を受け取った竜田節夫選管委員長(66)は「半年もすれば国政選挙もある。投票率向上の施策に活用させていただく」と語った。
学生らは、若者に投票を呼び掛ける動画も作成中で、完成したら今月中にも市ホームページで公開する。今秋の伊勢市長選、同市議選の啓発活動にも活用する予定。
(2021年3月17日 中日新聞朝刊伊勢志摩版より)
■伊勢市選管に要望書
要望書をまとめたのは、昨年8月から、市選管の要望を受け、課外活動で同世代の若者の投票率向上に取り組んできた1~4年の6人。2年生以上の学生を対象にアンケートを実施し、投票に行ったかどうかや、行かなかった理由、投票所に関する不満点などを洗い出した。
2019年7月の参院選で、伊勢市の投票率は、18歳が39.61%、19歳が24.74%、20~24歳が29.30%と大学生の年代は軒並み低調だったが、アンケートに回答した59人のうち、実施された選挙すべてで投票した人は29人と約半数で、投票未経験者は14人だった。
同大文学部1年の三宅あゆみさん(19)は、「私は選挙権を得てからまだ選挙がないが、周囲では高校の時から選挙に行ったという人は多いという印象。ただ面倒くさくて行っていないという人もいる」と話した。
要望書には、期日前投票を駅や学校でできるようにすることや、若者に選挙の仕組みを説明する場を増やすことなどを盛り込んだ。要望書を受け取った竜田節夫選管委員長(66)は「半年もすれば国政選挙もある。投票率向上の施策に活用させていただく」と語った。
学生らは、若者に投票を呼び掛ける動画も作成中で、完成したら今月中にも市ホームページで公開する。今秋の伊勢市長選、同市議選の啓発活動にも活用する予定。
(2021年3月17日 中日新聞朝刊伊勢志摩版より)