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お知らせ 2021.03.10
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地震や津波から園児を守れ 中川・正色保育園で避難訓練
東日本大震災の発生から10年を迎えるのに合わせ、中川区下之一色町の正色保育園で9日、地震や津波の被害から身を守る避難訓練があった。
区では1年前から愛知県立大と協力し、同園で重点的に防災計画の立案や訓練を行っている。他の保育施設のモデルとするための事業で、この日は感染制御分野の専門家でもある同大看護学部の清水宣明教授(保育園・幼稚園危機管理学)も様子を視察した。
訓練では、地震により高さ1~3メートルの津波が付近に到達すると想定。訓練用の緊急地震速報が流れると、職員は各部屋に掲示された災害対応の「アクションカード」を見ながら、約130人の園児たちを2階の遊戯室に誘導させるなどした。さらに2次避難として屋上にも園児らを移動させた。
清水教授の助言で、遊戯室は密にならないよう窓を開放する新型コロナウイルス対策も取られた。山岡真由実園長は「慌てず落ち着いて行動することが職員たちにも浸透してきた。子どもの安全を守る者として、さらに柔軟に対応できるようになれば」と話していた。(大野雄一郎)
(2021年3月10日 中日新聞朝刊市民版より)
区では1年前から愛知県立大と協力し、同園で重点的に防災計画の立案や訓練を行っている。他の保育施設のモデルとするための事業で、この日は感染制御分野の専門家でもある同大看護学部の清水宣明教授(保育園・幼稚園危機管理学)も様子を視察した。
訓練では、地震により高さ1~3メートルの津波が付近に到達すると想定。訓練用の緊急地震速報が流れると、職員は各部屋に掲示された災害対応の「アクションカード」を見ながら、約130人の園児たちを2階の遊戯室に誘導させるなどした。さらに2次避難として屋上にも園児らを移動させた。
清水教授の助言で、遊戯室は密にならないよう窓を開放する新型コロナウイルス対策も取られた。山岡真由実園長は「慌てず落ち着いて行動することが職員たちにも浸透してきた。子どもの安全を守る者として、さらに柔軟に対応できるようになれば」と話していた。(大野雄一郎)
(2021年3月10日 中日新聞朝刊市民版より)