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学生活動  2020.12.22

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レゴランド商品 名芸大生が考案 50のアイデア→7つの企画に 早ければ来春実現

レゴランドの来園者向けのサービスを提案した学生たち=北名古屋市徳重の名古屋芸術大で

レゴランドの来園者向けのサービスを提案した学生たち=北名古屋市徳重の名古屋芸術大で

 産学連携の取り組みとして、名古屋芸術大(北名古屋市)の学生が、名古屋市港区のテーマパーク「レゴランドジャパン」の商品やサービスを考案した。学生らが「リサーチを深めたことで、来園者の思い出づくりにつながる企画ができた」と話す、自信の内容。アイデアの一部は、早ければ来春にも実現する。(岩井里恵)

 学生から新しい視点でアイデアを提供してもらおうと、レゴランドで飲食、物販の計画を立てる担当者の土岐彰人さん(44)が昨年春、同大に依頼した。デザイン領域の2~4年生14人が参加した。

 学生たちはレゴランドを訪れ、課題を見つけて約50のアイデアを出した。その後、職員に提案し、7つの企画をまとめた。4年の鈴木瑛士郎さん(22)は「予算面や、企画の実現に混雑状況も考慮に入れることなど、助言をもらい、勉強になった」と振り返る。

 提案した企画は、ファンが自作したレゴのオブジェを園内に飾るイベントや、レゴブロックと組み合わせて使うメモ帳など。他のテーマパークのようにカチューシャなどで仮装する来園者が少ないことに着目し、レゴの世界観に沿った海賊やお姫さまの衣装をレンタルできるサービスも持ち掛けた。3年の佐藤里奈さん(20)は「パークが小さく、来園者とスタッフの距離が近いからこそできる取り組みを考えた」と話した。

 レゴランドにとっても、産学連携で、地域とのつながりを強めるメリットがある。土岐さんによると、レゴ本社があるデンマーク・ビルンでは、同社の施設が街の人々の日常に溶け込んでおり、「レゴランドも街の一部として、東海地方の人たちの特別な場所になれたら」と期待している。

(2020年12月22日 中日新聞朝刊尾張総合版より)

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