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学生活動 2025.01.29
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名芸大生が「コウゲイ」展 千種 為三郎記念館から着想、24点
古川美術館(千種区)の分館為三郎記念館で28日、名古屋芸術大(北名古屋市)でガラスや陶芸、テキスタイルなどを学ぶ学生による展覧会「メイゲイのコウゲイ」が始まった。大学院生を含む21人が、記念館から着想を得て制作した個性豊かな24点の作品が楽しめる。2月9日まで。
同大と記念館は連携・協力に関する協定を結んでおり、展覧会は3回目。学生たちは記念館に足を運び、数寄屋造りのたたずまいとマッチした作品を半年かけて完成させた。展示場所は、中庭や玄関など館内全体を利用し、学生が中心となってプロデュースした。
同大学院の杉山仁彦さん(22)は、記念館の初代館長、古川為三郎氏が1993年に103歳で亡くなったことから「100歳を超えるほど長生きしたいですか」というタイトルの映像作品のほか、その問いに応じた詩や、自分も長生きしたいとの思いを込めた陶芸作品を制作。100歳まで生きることについての考えを学生にインタビューした動画を流し、来館者に考えてもらう空間を演出した。
ほかに、部屋から見える庭の自然とマッチした友禅染や、ふすまの意匠からインスピレーションを得てクジャクを表現したという扇形のきらびやかな作品などが並ぶ。担当の学芸員は「粗削りだけれど、新しい可能性を見いだし、常識を覆す作品が多い」と魅力を語った。
入館料は美術館と共通で大人1200円、高校生・大学生500円、中学生以下無料。 (大野沙羅)
(2025年1月29日 中日新聞朝刊市民総合版より)
同大と記念館は連携・協力に関する協定を結んでおり、展覧会は3回目。学生たちは記念館に足を運び、数寄屋造りのたたずまいとマッチした作品を半年かけて完成させた。展示場所は、中庭や玄関など館内全体を利用し、学生が中心となってプロデュースした。
同大学院の杉山仁彦さん(22)は、記念館の初代館長、古川為三郎氏が1993年に103歳で亡くなったことから「100歳を超えるほど長生きしたいですか」というタイトルの映像作品のほか、その問いに応じた詩や、自分も長生きしたいとの思いを込めた陶芸作品を制作。100歳まで生きることについての考えを学生にインタビューした動画を流し、来館者に考えてもらう空間を演出した。
ほかに、部屋から見える庭の自然とマッチした友禅染や、ふすまの意匠からインスピレーションを得てクジャクを表現したという扇形のきらびやかな作品などが並ぶ。担当の学芸員は「粗削りだけれど、新しい可能性を見いだし、常識を覆す作品が多い」と魅力を語った。
入館料は美術館と共通で大人1200円、高校生・大学生500円、中学生以下無料。 (大野沙羅)
(2025年1月29日 中日新聞朝刊市民総合版より)