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学生活動  2024.02.22

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卒業・修了展 名芸大生の熱意 北名古屋 ユーモラスな「七福亀」も

七福神を背負った作品「七福亀」に笑みを浮かべる来場者=北名古屋市徳重西沼の名古屋芸術大西キャンパスで

七福神を背負った作品「七福亀」に笑みを浮かべる来場者=北名古屋市徳重西沼の名古屋芸術大西キャンパスで

 名古屋芸術大の卒業・修了制作展が25日まで、北名古屋市徳重西沼の同大西キャンパスで開かれている。東海地方の芸術大学で最も多くの美術系学生が学ぶとあって、卒業、修了を控えた学部学生、大学院生合わせて312人の作品を、教室やアトリエ、中庭などキャンパスをフルに活用して展示した。

 日本画、洋画、彫刻やイラストレーション、プロダクトデザインなどさまざまなコースで学ぶ学生らの意欲、熱意が感じられる作品が並ぶ。

 日本画専攻の大竹しおりさんは「こころの音」と題し、母子3人が部屋で安らう姿をベージュ、ピンクを基調とした優しい色使いで表現。インダストリアル&セラミックデザインを専攻する折笠舞さんは、折り紙による造形を小鉢や仕切り皿などの6種の食器のデザインに展開した「陶化紙(どうけし)」を出展した。

 アートの力で人と人を結ぶことを理念とする「コミュニケーションアート」の出展も多い。安藤優花さんは、迷路状にした暗い部屋の中を、ブラックライトを持って巡りながら作品鑑賞する展示方法を「まいごみち」として発表。井原育美さんは、七福神を背負う巨大亀を発泡スチロールと石粉粘土などで作ったユーモラスな「七福亀」を展示した。

 子どもたちが見ても楽しく感じそうな作品がいろいろと並び、「テーマパークに来たみたい」と声を上げる家族連れの姿もあった。 (小島哲男)

(2024年2月22日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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