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学生活動  2020.12.01

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西蒲線 「御駅印」で活性化 愛知大生のグループ自作

名鉄西尾・蒲郡線の利用促進につなげようと、手作りした「御駅印」を手にするREGOのメンバー=蒲郡市形原町で

名鉄西尾・蒲郡線の利用促進につなげようと、手作りした「御駅印」を手にするREGOのメンバー=蒲郡市形原町で

■駅ごとに地元の風景デザイン

 豊橋市にキャンパスがある愛知大地域政策学部の学生グループ「REGO(レゴ)」が、名鉄西尾・蒲郡線の活性化に一役買おうと取り組んでいる。11月29日に蒲郡市が主催した西蒲線の利用促進イベント「ぶらりんウオーク」では、御朱印ならぬ「御駅印(ごえきいん)」を自作して約300人の参加者に配布した。

 グループ名のREGOは「Railway Endless GO」を縮めた。地域の課題解決に貢献しようと活動を始めて4年目で、現在は28人の学生が所属する。蒲郡、西尾両市で開かれるイベントに参加したり、インスタグラムなどの会員制交流サイト(SNS)を活用して西尾・蒲郡線沿線の魅力発信に努めたりしている。

 御駅印は、神社や寺を巡って集める御朱印にヒントを得て、駅ごとに用意したスタンプ入りの紙片を集めてもらう試み。今回配布した形原駅と西浦駅の御駅印には、それぞれアジサイや形原漁港大橋(ブルーブリッジ)、海辺のヤシの木など、地域の風景にちなんで手作りしたスタンプが押してある。代表の2年生水谷夏夕(なゆ)さん=名古屋市=は「最終的には全駅分を作って、それぞれの駅近くのお店に置いてもらい、全部を集めたら景品をプレゼントする企画にしたい」と話す。

 29日のぶらりんウオークは、西浦駅を出発して西浦半島を海沿いに歩き、形原駅に至る約11キロのコースで開催。参加したREGOのメンバーは「海がきれい。すれ違う人があいさつしてくれて、地域の人との近さを感じた」と話していた。(木下大資)

(2020年12月1日 中日新聞朝刊東三河版より)

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