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お知らせ  2020.10.15

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名外大・名学芸大 在宅学習支援 学生に蔵書郵送貸し出し

蔵書や資料の郵送貸し出しの作業をする職員=日進市の名古屋外国語大・名古屋学芸大図書館で

蔵書や資料の郵送貸し出しの作業をする職員=日進市の名古屋外国語大・名古屋学芸大図書館で

■オンライン閲覧も整備

 日進市の名古屋外国語大・名古屋学芸大図書館では、新型コロナウイルスの影響でオンライン授業を受ける学生たちを支援しようと、蔵書の郵送貸し出しや、電子書籍などを自宅でも閲覧できる特別対応を行い、在宅での学習環境の向上を図っている。利用者も多く、学生からは好評だ。

 実習などがある名古屋学芸大では現在、対面授業とオンライン授業を並行しているが、名古屋外国語大は後期もオンライン授業を継続している。

 同図書館によると、大学に来られない学生から「課題がたくさん出ているので、利用できないと不便」などの声を受け、4月から電子書籍の特別対応を、5月末からは、郵送貸し出しも始めたという。

 蔵書などの郵送貸し出しは、大学生8冊、院生は20冊まで可能で、郵送料は大学が負担。郵送で返却する場合は学生負担となる。延長も通常は1回だが、2回まででき、最大6週間借りられるようにした。

 4カ月間で約450人が利用。約500冊の貸し出しがあり、特に夏休み期間の利用が多かったという。資料の複写の郵送も、大学が郵送料負担で行っている。

 また約5000冊の電子書籍や4紙の新聞電子版は、これまで学内のみで閲覧できたが、学外でも可能にした。4~6月の書籍閲覧件数は2000冊を超え、昨年同時期と比べ約10倍となったという。

 同図書館の守田正江課長は「オンラインも便利だが、書架を歩き回りながら読みたい本を探すのも図書館の魅力。対面授業が再開したらぜひ併用してもらいたい」と話していた。(平木友見子)

(2020年10月15日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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