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中日新聞掲載の大学記事

2008.05.21

被災者救おう 支援の輪 

中国人留学生が募金 愛院大と県立大
『今できることを』 日本人も協力

 中国・四川大地震の被災者を助けようと、愛知学院大(日進市)と県立大(長久手町)の中国人留学生らが、学内で募金を始めた。日本の学生らも手伝うなど、支援の輪が広がっている。それぞれ23日までの予定。(今村節)
 愛知学院大では、中国人留学生9人が「自分たちが今できることをしよう」と募金を企画。支援を呼びかけるチラシのほか、「中国を温かく見守って」というメッセージを込め、ハートを両手で抱き締めている図柄のTシャツを準備し、19日から活動を始めた。

 日本の学生らも協力し、初日だけで約18万円が集まり、中には1万円札も。商学研究科の博士課程2年、白錦中さん(37)=河北省出身=は「これほど集まるとは思っておらず、本当にうれしい。温かい心を感じる」と笑顔を見せていた。

 また、県立大でも中国人留学生と日本の学生15人が募金を企画。正午前から午後1時半まで、ビラを配って支援を呼びかけている。国際文化研究科の修士課程1年、徐華さん(30)=安徽省出身=は「悲惨な状況をニュースで見て、悲しかった。募金をしてくれる人の気持ちが本当にうれしい」と話していた。

(2008年5月21日 中日新聞朝刊愛知市民版より)
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