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お知らせ  2020.09.27

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化石磨き生物の進化体感 小中学生ら科学講座 岐阜聖徳学園大

紙やすりを使い、化石を磨く参加者=岐阜市柳津町高桑西の岐阜聖徳学園大の羽島キャンパスで

紙やすりを使い、化石を磨く参加者=岐阜市柳津町高桑西の岐阜聖徳学園大の羽島キャンパスで

 子どもたちに科学を学ぶ楽しさを知ってもらう講座「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ」が26日、岐阜市柳津町高桑西の岐阜聖徳学園大であった。大学教授の指導を受けながら、県内から小中学生16人が「地球と生物の進化の謎」をテーマに実験に取り組んだ。 (大沢悠)

 同プログラムは、毎年開催し、今回で12回目となる人気講座で、今回は定員を超える応募があり、抽選で選んだ。今年は、月の地形を題材にした昨年までの講座を一新し、地球の岩石や化石を取り上げた。同大教育学部の川上紳一教授(64)(地学)が講師を務めた。

 参加者は1班4人に分かれ、均一なしま模様が入った堆積岩がどのようにできるかを考えた。陶土と火山灰を混ぜた水を斜面に流し、どのように堆積するかを実験し、堆積岩の成り立ちを学んだ。火山から噴出する溶岩がどのように流れ下るかの実験では、3Dプリンターで作った火山地形に、溶かしたチョコレートを流し、溶岩の動きを観察した。

 本物の化石を使った体験もあった。子どもたちは、歯ブラシと紙やすりを使ってアンモナイトの化石の縫合線と呼ばれる模様が見えるように磨いた。恐竜のスピノサウルスの歯も見ることができ、生物の進化を体感した。

 岐阜市内の中学1年生の生徒は「もともと化石や恐竜に興味があって参加した。普段は体験できないような実験ができてうれしい」と話していた。

(2020年9月27日 中日新聞朝刊岐阜近郊版より)

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