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お知らせ  2020.07.04

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コロナで奮闘 医療従事者に感謝 藤田医科大で音楽会

医療従事者に感謝をささげる弦楽四重奏の音楽会=豊明市の藤田医科大で

医療従事者に感謝をささげる弦楽四重奏の音楽会=豊明市の藤田医科大で

 新型コロナウイルス感染症対応で奮闘する医療従事者に向けた「すべてのスタッフに感謝をささげる音楽会」が3日、豊明市沓掛町の藤田医科大フジタホール2000で開かれた。同大吹奏楽部で指導する県立芸術大(長久手市)卒業生ら4人による弦楽四重奏の美しい調べに、白衣姿でやってきた医師や看護師らは静かに聞き入っていた。

 同病院では、開院前の岡崎医療センター(岡崎市)で、陽性反応が出たクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗員乗客ら約130人を受け入れるなど、これまで180人を超える患者らに対応している。

 そんな医療従事者に感謝を伝えようと吹奏楽部で指導するバイオリニストの鈴木崇洋さん(38)が3月末、同部部長で救命救急センター長の岩田充永さん(46)に「いつか音楽が力になれる時が来たら、ぜひ演奏したい」と音楽会を提案。三密を防ぐため二部制にするなど対策を取り、昼休み時間中に自由に入退場できるようにして実現させた。

 新型コロナの影響で観客の前で演奏するのは4カ月ぶりだという元NHK交響楽団コンサートマスターでバイオリニストの山口裕之さん(66)は「最前線で働いている方々を自分たちのできることで応援できればと思う」と語った。湯沢由紀夫院長は「二次感染なく来られているのはスタッフみんなのおかげ。演奏でリラックスして明日への活力につなげてもらいたい」と話した。(平木友見子)

(2020年7月4日 中日新聞朝刊県内版より)

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