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お知らせ  2020.06.11

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クリアファイル、ハサミで切って顔シールドに

クリアファイルで自作したフェースシールドを着ける幼児教育学科の4年生=春日井市の中部大で

クリアファイルで自作したフェースシールドを着ける幼児教育学科の4年生=春日井市の中部大で

■中部大講師考案 幼児教育学科で使用

 中部大(春日井市)現代教育学部の千田隆弘講師が、クリアファイルをはさみで1カ所切り取るだけで作ることができるフェースシールドを考案。教室での授業が再開した1日から、幼児教育学科の学生たちがこの方法でフェースシールドを自作して授業で使い始めた。

 製作に1分とかからず、他の教授陣の間でも「グッドアイデアだ」と評判。授業が再開し、新型コロナウイルスの感染予防が一段と求められる中、同学科に限らず、学部、学内へと広めていきたい考えだ。

 A4サイズの透明のクリアファイルを使用。千田さんが作った型紙の線に沿って切り、部分的に反転させれば完成。耳掛け部もちゃんとでき、安定性がある。頭の大きさに合わせて切り取る深さを調節したり、サイズをB5判にしたりすることで、小さな子どもにもフィットさせられる。

 1日に幼児教育学科の3年生67人が授業の合間に取り組んだのに続き、2日は千田さんのゼミの4年生5人が製作。北尾美月さん(21)は「マスクよりも息苦しくなく、暑くもない。これをかぶって外を歩くとなるとちゅうちょするけど、授業中なら、これでいい」と使用感を語った。

 千田さんは「小さな子どもたちには、お面作りとして遊び感覚で取り組ませることもできると思う」と話し、保育現場の展開にも期待を寄せていた。 (小島哲男)

(2020年6月11日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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