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学生活動  2020.06.05

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留学生とオンライン交流 名古屋外国語大、昼休みにアプリで

昼休み時間にオンラインで交流する学生たちとブレイニーさん(上段(中))=日進市の名古屋外国語大で

昼休み時間にオンラインで交流する学生たちとブレイニーさん(上段(中))=日進市の名古屋外国語大で

 日進市岩崎町の名古屋外国語大は、新型コロナウイルス感染症の影響で出校できない学生たちのため、オンラインを使った交換留学生との交流の場を設けている。同大では、昼休み時間に学生と留学生が、ラウンジでランチを持ち寄り、外国語でおしゃべりを楽しんでいたが、今年は4月からオンライン授業となったため、交流ができなくなっていた。

 同大国際交流部はビデオ会議アプリ「グーグルミート」を活用し、オンライン上に交流ラウンジをつくることを企画。参加者を募ったところ、日本に残っている留学生ら32人と学生約210人が希望した。

 留学生をチューター(講師)役とし、英語やフランス語、中国語など6言語36グループに配置。留学生1人と、サポーター役を含めた学生5人を1グループとし、先月18日から前期期間、平日の週1回、オンライン授業の合間の昼休み時間に交流している。

 留学生用に、学生がチューター役となる日本語グループも2つつくったという。

 1日の昼休みは、カナダ人留学生エンマ・リン・ブレイニーさんのグループの交流日。参加者たちの顔が映ったパソコン画面を見ながら、ブレイニーさんは1人ずつに「今週末は何をしたの」「好きな映画やドラマは」と話題をふり、約1時間、英語でおしゃべりを楽しんだ。

 参加した岩田愛香里さん(1年)は「実際に会うと友達同士で固まってしまいがちなので、いろいろな学部や先輩と一緒に話ができるのは、オンラインならではだと思う」と喜ぶ。田中小春さん(同)は「人と会えない中でも、英会話のスキルを上げる場をつくってもらえ、本当にありがたい」と感謝していた。(平木友見子)

(2020年6月5日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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