HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > お知らせ
消費者支援功労者表彰に 藤田医大・松永教授 椙山女学園大・東ゼミ
消費者庁の消費者支援功労者表彰に、藤田医科大医学部の松永佳世子教授(69)=昭和区=と、椙山女学園大現代マネジメント学部(千種区)の東珠実教授ゼミが選ばれた。(松野穂波)
消費者被害の予防など消費者の利益保護に励んだ功績をたたえるもので、全国で計60の団体・個人が選出された。
松永教授は「内閣府特命担当大臣表彰」を受けた。皮膚アレルギー学が専門で、2012年10月から4年間、消費者安全調査委員会に所属。毛染めの皮膚障害や医薬品の誤飲事故など、事故の調査審議や再発防止策の検討に尽力した。皮膚の健康被害や商品の安全性に関わる症例を医療関係者とメーカー、官公庁で共有する「SSCI-Net(皮膚安全性症例情報ネット)」を16年に立ち上げたことも評価された。
東ゼミは「ベスト消費者サポーター章」を受章した。11年度から毎年、名古屋市の消費者市民社会普及啓発事業を受託。市の消費者啓発イベントへの参加や椙山女学園中学校への出前授業を通し、人や地球環境に配慮する「エシカル消費」の普及啓発に努めた。消費者トラブルの予防啓発サイトも制作し、若年層を中心に悪質商法などへの注意を呼び掛けている。
ゼミ長の4年磯野真琴さん(21)は「普段からエコマークやフェアトレードを意識するなど、ちょっとしたことで自分も他人も豊かになる。受章はうれしいし、エシカル消費がもっと広まってほしい」と話した。
(2020年5月26日 中日新聞朝刊市民総合版より)
消費者被害の予防など消費者の利益保護に励んだ功績をたたえるもので、全国で計60の団体・個人が選出された。
松永教授は「内閣府特命担当大臣表彰」を受けた。皮膚アレルギー学が専門で、2012年10月から4年間、消費者安全調査委員会に所属。毛染めの皮膚障害や医薬品の誤飲事故など、事故の調査審議や再発防止策の検討に尽力した。皮膚の健康被害や商品の安全性に関わる症例を医療関係者とメーカー、官公庁で共有する「SSCI-Net(皮膚安全性症例情報ネット)」を16年に立ち上げたことも評価された。
東ゼミは「ベスト消費者サポーター章」を受章した。11年度から毎年、名古屋市の消費者市民社会普及啓発事業を受託。市の消費者啓発イベントへの参加や椙山女学園中学校への出前授業を通し、人や地球環境に配慮する「エシカル消費」の普及啓発に努めた。消費者トラブルの予防啓発サイトも制作し、若年層を中心に悪質商法などへの注意を呼び掛けている。
ゼミ長の4年磯野真琴さん(21)は「普段からエコマークやフェアトレードを意識するなど、ちょっとしたことで自分も他人も豊かになる。受章はうれしいし、エシカル消費がもっと広まってほしい」と話した。
(2020年5月26日 中日新聞朝刊市民総合版より)