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町内会に入らない? 春日井市がポスター 若者念頭 名古屋造形大生デザイン
春日井市が発行する町内会加入促進のポスターを、名古屋造形大(小牧市)の学生がデザインした。A2サイズ700部を作成し、掲示板のある218の町内会や保育園、都市再生機構(UR)などに配布している。(高岡涼子)
市内の町内会加入率は1981年の92.1%をピークに減少し続け、2019年4月には59.6%となっている。
市は、加入率の低い若い世代にも町内会に関心を持ってもらおうと、昨年まで市職員が担当していたポスターのデザインを名古屋造形大に依頼。有志として参加した同大造形学部イラストレーションデザインコース3年の宮島有咲さん(21)と奥村すずさん(21)が共同で制作した。
ポスターは落ち着いた黄色をメインカラーに「町」という漢字を大きく配置。奥村さんは「人と人とがつながりあって町ができていることを表現した」といい、「町」のさまざまな場所で、老若男女が交流している場面が描かれている。ごみ拾いや美化活動、防犯灯の設置など、町内会が取り組んでいる事業もデザインされている。
丸い字体で記された「町と人と出会う」というキャッチコピーについて、宮島さんは「直接的に加入を呼び掛けるのではなく、親しみやすさを重視した」とこだわりを話す。
市民活動推進課の担当者は「防犯活動や環境整備など、気付かないところで町内会の恩恵を受けているはず。この機会に自分が住んでいる地域に改めて目を向けてほしい」と話す。町内会についての問い合わせは同課=0568(85)6617=へ。
(2020年3月27日 中日新聞朝刊近郊版より)
市内の町内会加入率は1981年の92.1%をピークに減少し続け、2019年4月には59.6%となっている。
市は、加入率の低い若い世代にも町内会に関心を持ってもらおうと、昨年まで市職員が担当していたポスターのデザインを名古屋造形大に依頼。有志として参加した同大造形学部イラストレーションデザインコース3年の宮島有咲さん(21)と奥村すずさん(21)が共同で制作した。
ポスターは落ち着いた黄色をメインカラーに「町」という漢字を大きく配置。奥村さんは「人と人とがつながりあって町ができていることを表現した」といい、「町」のさまざまな場所で、老若男女が交流している場面が描かれている。ごみ拾いや美化活動、防犯灯の設置など、町内会が取り組んでいる事業もデザインされている。
丸い字体で記された「町と人と出会う」というキャッチコピーについて、宮島さんは「直接的に加入を呼び掛けるのではなく、親しみやすさを重視した」とこだわりを話す。
市民活動推進課の担当者は「防犯活動や環境整備など、気付かないところで町内会の恩恵を受けているはず。この機会に自分が住んでいる地域に改めて目を向けてほしい」と話す。町内会についての問い合わせは同課=0568(85)6617=へ。
(2020年3月27日 中日新聞朝刊近郊版より)