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2010.05.04
愛知大学野球 名商大首位に並ぶ 水野が通算20勝
愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)第5週第3日の3日、愛知県日進市の名商大グラウンドで1部の3回戦1試合があり、名商大が4−2で中部大に勝ち、勝ち点3で首位の愛院大に並んだ。
優勝争いは愛院大、名商大と、昨秋優勝した勝ち点2の愛大に絞られた。8日からの第6週で、愛院大と愛大が対戦する。
名商大は初回に荒木と長尾の適時打で先制。六回には敵失と郡戸の適時打で突き放した。
先発水野は七回を1失点でしのぎ今季5勝、1部通算では20勝目を挙げた。
■V争いの充実感 自信生む
優勝争いの最前線に残るか、後退するかという大一番。名商大の水野は、持てる体力を限界まで使った投球で7回を1失点に抑え、延長11回を投げ抜いた1回戦に続いて勝ち星を挙げた。
序盤から飛ばして中部大を抑え込んだが、終盤に一気に疲れが出た。4点リードの七回に「急に握力がなくなった」。1点を失い、さらに2死満塁で4番村瀬を迎えた。
初戦で3安打、この日も1安打されているが、いずれも直球。「また狙っているはず」。球速を抑えたスライダーで泳がせて三ゴロに仕留め、ゆっくりとした足取りで歩いてベンチに戻った。
六回には2死二、三塁を三振でしのぎ、派手なガッツポーズで跳ねるようにベンチへ。「そうすれば盛り上がると思った」という冷静な右腕が、七回を終えると疲れを隠そうともしないほどすべてを出し切り、自ら申し出てマウンドを譲った。
2年春からエースとして投げてきたが、本格的な優勝争いは初めて。8日にはもう次の試合が待つが、「今までどおりやっていけば、優勝できると思う」。充実感が自信を生んでいる。 (海老名徳馬)
◇名商大(名商大2勝1敗)
名商大 200002000―4
中部大 000000101―2
(2010年5月4日 中日新聞朝刊16面より)
優勝争いは愛院大、名商大と、昨秋優勝した勝ち点2の愛大に絞られた。8日からの第6週で、愛院大と愛大が対戦する。
名商大は初回に荒木と長尾の適時打で先制。六回には敵失と郡戸の適時打で突き放した。
先発水野は七回を1失点でしのぎ今季5勝、1部通算では20勝目を挙げた。
■V争いの充実感 自信生む
優勝争いの最前線に残るか、後退するかという大一番。名商大の水野は、持てる体力を限界まで使った投球で7回を1失点に抑え、延長11回を投げ抜いた1回戦に続いて勝ち星を挙げた。
序盤から飛ばして中部大を抑え込んだが、終盤に一気に疲れが出た。4点リードの七回に「急に握力がなくなった」。1点を失い、さらに2死満塁で4番村瀬を迎えた。
初戦で3安打、この日も1安打されているが、いずれも直球。「また狙っているはず」。球速を抑えたスライダーで泳がせて三ゴロに仕留め、ゆっくりとした足取りで歩いてベンチに戻った。
六回には2死二、三塁を三振でしのぎ、派手なガッツポーズで跳ねるようにベンチへ。「そうすれば盛り上がると思った」という冷静な右腕が、七回を終えると疲れを隠そうともしないほどすべてを出し切り、自ら申し出てマウンドを譲った。
2年春からエースとして投げてきたが、本格的な優勝争いは初めて。8日にはもう次の試合が待つが、「今までどおりやっていけば、優勝できると思う」。充実感が自信を生んでいる。 (海老名徳馬)
◇名商大(名商大2勝1敗)
名商大 200002000―4
中部大 000000101―2
(2010年5月4日 中日新聞朝刊16面より)