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学生活動  お知らせ  2020.02.15

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撮って感じた 北名古屋探訪 名芸大生制作 映像を公開

 北名古屋市の名古屋芸術大の学生らが市のプロモーション映像を制作した。14日、インターネット上で公開した。取り組んだのは1~4年生約20人。市外から通う学生が大半で、市の魅力を発見しようと、2カ月間にわたって調査し、脚本、出演、撮影など作業の全てをこなした。学生らも自分たちが通う地域を再発見し、手応えを感じている。(岩井里恵)

 外国人らに市をPRしようと、市が昨春、学生目線で感じた姿を動画にしてほしいと大学側に依頼。映画監督の堤幸彦さんが監修した。7月から始動した学生のチームには、動画制作経験者だけではなく、初心者も集った。

 動画は約4分。スランプで絵が描けなくなった女子学生が、ふと降りた西春駅から北名古屋の風景や人に出会い、絵を完成させていくストーリーだ。物語の最後に登場する天使が街を包み込む油絵も、同大の学生が制作した。

 動画制作にあたり、学生たちがまず取り組んだのは「北名古屋を知る」こと。素通りしていた通学路沿いの店を訪れたり、道行く市民に声を掛けたりしてテーマを模索した。その中で老舗と新しい店が混在する街並みに、「寛容で多様性がある」街の姿を感じた。そこから発想し、主人公が人と出会いながら、その多様性を絵画で表現していく物語を構想した。

 デザイン学部4年の森田健さん(21)=名古屋市昭和区=はメンバーと話し合い、住民が語った「田んぼしかない」との印象を受け、一面、田んぼに囲まれた道路をスケボーで滑るシーンを取り入れた。「住民がマイナスの意味で話していたことも自分たちには面白かった」と語った。デザイン学部4年の大嶋晴(はる)さん(21)=名古屋市天白区=は「いろんな学部のメンバーが集まったので、自分では作れない動画ができた」と満足した様子で話した。

 企画書と動画をチェックした堤監督はビデオメッセージで「アイデアとスピード感に満ちあふれた、この町に行きたくなる大変優秀でプロみたいな映像」と評価している。

 動画は、市のホームページなどで見ることができる。
 https://www.city.kitanagoya.lg.jp/jinji/1700141.php

(2020年2月15日 中日新聞朝刊尾張版より)

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