ナイチンゲール像からろうそくの火を受け継ぐ学生＝一宮市常願通５の一宮研伸大で

　一宮市常願通５の一宮研伸大で１７日、病院実習に臨む看護学部の学生による「キャンドルセレモニー」があり、２年生９６人が看護の道に進む決意を新たにした。（高本容平）

　ろうそくを手にした学生たちは一人ずつホールの舞台に上がり、白いナイチンゲール像の火を移し受けた。セレモニーは、近代看護学を確立したナイチンゲールが、夜の病床でろうそくをともして看護にあたっていたとの逸話にちなむ。

　小林たつ子看護学部長は「今年はナイチンゲール生誕２００年の記念すべき年。人として、看護職者としてさらに成長してほしい」と激励。河出凌さん（２０）は「夢への一歩。患者さんの意志を大切に、最大限の看護を提供したい」と話した。

　病院実習は２月１７～２１日に市内の総合大雄会病院など３カ所で実施する。

（2020年1月18日　中日新聞朝刊尾張総合版より）