個性あふれる書道や絵画作品などが並ぶ会場＝半田市榎下町の半田赤レンガ建物で

　アール・ブリュットと呼ばれる障害のある人のアート作品を集めた展示やステージイベントを行う「半田　ｍｅｅｔｓ　ｏｎ　ｆｅｓ」が２４日、半田市榎下町の半田赤レンガ建物で始まった。２６日まで。

　市内で障害者福祉サービス事業を行う社会福祉法人ダブルエッチジェーと日本福祉大が中心になって企画した初の試み。障害者の芸術文化活動を普及、支援するあいちアールブリュットネットワークセンター（蒲郡市）の協力で作品を集めた。

　会場には独特の色彩で描かれた人物画や丁寧に作られた車の模型、７歳の子どもが書いた書道などがあり、説明文や制作者のコメントとともに楽しめる。ダブルエッチジェー管理者の立石佳輝さんは「アートにはさまざまな可能性がある。特に子どもたちに見てもらいたい」と話した。

　２５日午前１０時～午後３時には、障害がある人もない人も自由な内容で順番にステージに立つイベントがある。２５、２６日には、ボウリングのピンやボールペンを使って来場者がアート作品に取り組むワークショップも開かれる。（垣見窓佳）

（2019年12月25日　中日新聞朝刊知多版より）