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お知らせ  学生活動  2019.12.22

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旅プラン若者視点で 椙山女学園大生が作成へ 公共交通機関使い東三河巡り

竹島水族館を訪れ、スマートフォンで魚たちの写真を撮る椙山女学園大の学生=蒲郡市竹島町で

竹島水族館を訪れ、スマートフォンで魚たちの写真を撮る椙山女学園大の学生=蒲郡市竹島町で

 椙山女学園大(千種区)の水野英雄准教授(51)=国際経済=のゼミ生たちが、東三河地方で公共交通機関を使った旅行のプランづくりに乗り出した。初日の21日はゼミ生25人が蒲郡、豊川、田原の3市を調査。「インスタ映え」や体験などをテーマに、若者視点を取り入れた意外性あるプランを目指す。 

 将来予想される県内の人口減少により、バスなどの利用者が減っていくことを見据えた取り組み。バスや電車を旅行客に積極的に利用してもらおうと、県交通対策課がプランづくりを企画した。インバウンド(訪日外国人客)の受け入れなど、観光を専門に研究している水野准教授のゼミに協力を依頼した。

 蒲郡市の調査には2、3年生12人が参加。半日ほどかけて、国天然記念物に指定される竹島周辺をバスで巡った。「深海生物の展示数日本一」を掲げる竹島水族館では、触れ込み通りの見なれない魚たちをスマートフォンで何度も撮影していた。

 3年の岡田みなみさん(21)は「旅行地としてあまり知られていない地域。旅行の気分を盛り上げるスポットを見つけたい」と意気込む。水野准教授は「愛知には海、山、文化、歴史がある。これらの魅力をつなげてコースに仕上げ、多くの方たちに訪れてもらいたい」と話した。

 調査は来年1月ごろまで続け、3月には旅行プランを完成させる予定だ。 (酒井博章)

(2019年12月22日 中日新聞朝刊市民総合より)

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